浦安市富岡の「くまかわ鍼灸接骨院」です。夜の7時まで営業中。 |
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1948年にオーストリアの医師ハンス・ネメック博士により、干渉波治療器が医学会で発表されました。その後ドイツ・ネメクトロダイン社により世界で初めて干渉波治療器を発売。この理論の特許の有効期限がきれてから、干渉電流型治療器は世界中で製造されるようになりました。
干渉電流型治療器は、1,000Hz以上の中周波領域を使用します。器械は仕様的に周波数を2,500Hz又は5,000Hzにて使用します。電流の干渉を利用するために吸引カップ導子を使用し2つの異なる中周波電流を交差させ、そこから発生する干渉波を使用する治療器です。
例えば下図のように、2種類の導子赤と白を下図の様に交差させ赤の導子から5,000Hz、白の導子から5,010Hzを通電すると、交差している部分から2つの周波数の差である10Hzの干渉波が生まれます。
この干渉波は10Hzなので低周波になりますが、低周波治療器で使用する波形とは大きく異なります。この10Hzの中身は、中周波である5,000Hzの成分でつくられていますので見かけ上は低周波でも、中身は5,000Hzの中周波になります。
干渉電流型治療器は、基本的に4極で治療する場合が多いですが2極で干渉波を作りだす方法もあります。従来4極置いて干渉波は作られますが器械の中で前もって人工的に変調させれば2極でも干渉波を発生させることができます。
また従来4極で行うものを6極や8極で行う方法もあります。例えば6極法の場合、もう一つ周波数を追加して5,000Hz、5,010Hz、5,020Hzと3種類の中周波を使用します。干渉領域は、3次元的になりさらに刺激感も増大になります。
干渉波治療の目的は、広範囲の筋肉を動かすこと・疼痛緩和(痛みを和らげる)の2点です。
疼痛緩和として当院では、ムチウチ・坐骨神経痛・五十肩・変形性膝関節症・腰痛・捻挫・肉離れなどの治療で使用します。
また、筋肉を動かす目的も2点あります。
1点目は、運動不足などで普段動かせていない筋肉や硬くなり動かなくなった筋肉を動かすこと。岩のように硬くなった肩周辺の筋肉や背中の筋肉は、ほぐれやすくするため干渉波で筋肉を動かします。
2点目は、痛くて動かせない力の入らなくなった筋肉を動かすこと。力の入らなくなった筋肉になってしまったら筋肉を再教育して、また力が入るようにしなければいけないので干渉波で筋を動かします。
一回で見違えるようによくなるようなものではありませんが、継続して続けることで確実に効果が出てくる治療法です。
『カラダに電気を流すなんて何だかこわい!!』って思う方もいるかと思います。しかし人間の身体は『脳からの電気信号』で筋肉が収縮して動いています。筋肉は動くことで伸縮を繰り返し、その繰り返しによるポンピング作用で血行不良は改善されます。だから適度な電気は身体にいいのです。
痛みは、人間の本能で脳が感じる現象です。神経の役割は、大きく2種類あります。
一つ目は『触れた』『熱い』『痛い』などの感覚を電気信号として『脳へ伝えること』
二つ目は『動け!!』と『脳からの電気信号』を筋肉へ命令すること。
つまり神経は、電気信号を伝える電線なのです。
単純な低周波は、体の表面に作用します。特に痛みを伝える太い神経に作用します。そうすることで、脳へ痛みの電気信号が伝わる前にブロックするのです。ただしこれは個人差がありますが、皮膚の電気抵抗でビリビリ痛いのです。
干渉波治療器は低周波治療器よりも身体のより深いところにまで作用し、リズム良く筋肉を収縮させます。筋肉がフニフニと伸縮して動くことで血行が改善され、発痛物質は患部から取り除かれます。当院の干渉電流型低周波治療器は、心地よい中周波から生まれた干渉低周波を使います。こうすることで皮膚抵抗が低くなりビリビリした嫌な痛みを感じにくくなります。ですから筋収縮を十分起こすまで電流出力を上げることができるのです。
低周波とは
1902年、フランス人ルジュックにより開発された治療法です。片方の導子から、1〜100Hzの電流を、身体内の浅い所に流し、痛み・しびれを取る、というものです。
病院や家庭に普及が見られましたが、皮膚表面下の痛み・麻痺に対する改善効果はあるものの使用中のピリピリ感や、体内の奥深い痛みは取れません。
干渉波とは
1.片方の導子から1200Hzの電流を出し、もう片方の導子から1100Hz〜1199Hzの電流を出すと(スクランブル通電法)、体内の奥深い所でぶつかり合い、今まで私たちが感じたことのないような、特別な刺激(1〜100Hz)が発生します。電流と電流が、互いに干渉して、新しい刺激が生まれるため、専門的には「干渉波」電流と呼ばれていますが、体内の深い部分から波のような運動感が起こることから「運動波」とも、また生体内から泉のように刺激が湧き出てくることから「生体波」とも呼ばれています。
2.干渉波(電流が干渉し合って作る波)の形は、四つ葉のクローバーのような形をしています。そして電極のプラスとマイナスが交互に切り替わるため、クローバー波が常に回転して、ほぼ円形の状態になります。一般的に、四つ葉のクローバーは幸福をもたらす、と言われています。この四つ葉のクローバー波が、私たちの苦痛を救ってくれるのです。まさに「幸福の波」と呼ぶにふさわしい電流といえます。
1.痛み・コリを取り除く
日本国民の多くが悩む、肩周辺の筋の張り・腰痛・関節痛・神経痛。これらの痛みや張りは、筋肉の奥深い所や骨の周辺から起こり、慢性化の状態を呈していきます。痛みは細胞が酸欠状態になった時に起こり、張りはその部分に老廃物が溜まった時に起こります。つまりこれらの原因は、血行不良によるものです。したがって痛みや張りのある部分に干渉波を当てると、筋肉・血管が収縮・拡張を繰り返し、ポンピング作用による血流の促進により血液の循環を促し、慢性的な痛み・張りを解消します。さらに、体内に複雑な電流を流すと、脳から鎮痛物質のエンドルフィンが分泌されることが分かってきました。これによっても、干渉波電流が、痛みを軽減する鎮痛作用のある素晴らしい電流であることが分かります。また鎮痛物質の分泌により鎮静効果(炎症を抑える効果)も起こります。
2.神経麻痺の改善
私たちの筋肉は、脳からの信号(微電流)が神経回路で伝わり、その微電流で動いています。しかし、筋肉の使い過ぎや脳卒中になると、神経信号(微電流)が乱れ、しびれ・麻痺状態になります。干渉波は、電流を流すことにより、乱れた神経電流に喝を与えます。また干渉波は、筋肉を直接運動させてくれるので、運動不足の解消になります。
3.自律神経の調整
内臓や血管の機能を司るための自律神経は、背骨の中の中枢神経から枝別れしています。自律神経に微電流(生体電流)が通っており、この微電流が、内臓や血管の働きを正常にしております。しかし、不健康な生活や、背骨の異常などにより、神経回路が圧迫されると、微電流が流れにくくなり、内臓や血管の働きを低下させて、色々な病気になってしまいます。